“愚人(ぐにん)” の例文
大惡成(なれ)共取に足(たら)ざる愚人(ぐにん)なり然すれば是迄なしたる惡事は悉皆(こと/″\)く安間平左衞門の勸し業と察せられしかば平右衞門に對(むか)はれ主税之助家來(けらい)安間平左衞門とは其方の事かと申されたる其聲自然(しぜん)と骨身に答へしにや流石(さすが)に不敵(ふてき)の平左衞門もハツと平伏なしたる體(さま)甚だ恐れし樣子なり其時越前守殿最(いと)徐(しづ)かに尋ねらるゝ樣其方は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)