“意富多多泥古”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほたたねこ50.0%
オホタダネコ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こはが御心なり。かれ意富多多泥古おほたたねこをもちて、我が御前に祭らしめたまはば、神の起らず、國も安平やすらかならむ」
ここを以ちて、驛使はゆまづかひ四方よもあかちて、意富多多泥古おほたたねこといふ人を求むる時に、河内の美努みのの村にその人を見得て、たてまつりき。ここに天皇問ひたまはく、「いましは誰が子ぞ」と問ひたまひき。
意富多多泥古オホタダネコと謂人を、神の子と知る所以は、上にいえる活玉依毘売其容姿イクタマヨリヒメソレカホよかりき。是に神壮夫カミオトコありて、その形姿威儀時に比なきが、夜半の時に倏忽に来つ。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)