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惨風
ふりがな文庫
“惨風”の読み方と例文
読み方
割合
さんぷう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さんぷう
(逆引き)
このたび中国の役を幸い、陣中へ招いて、つぶさに戦陣の悲雨
惨風
(
さんぷう
)
を味わわせ、約一年を過させました。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹千代
(
たけちよ
)
とよばれた幼少に父とわかれ、六歳で敵国の
質子
(
ちし
)
となってから、今日までの流転の艱難を振り返ると——生れ出たわが子へも、人生の悲雨
惨風
(
さんぷう
)
を、思い遣らずにいられなかった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と指さされて、食に困り、宿に迷い、浮世の悲雨
惨風
(
さんぷう
)
にたたかれ通して、みじめな
彷徨
(
さまよ
)
いを続けた
後
(
のち
)
流れ流れて、元の江戸へめぐり帰って来た
褪
(
あ
)
せ
窶
(
やつ
)
れた姿が、歳晩の
巷
(
ちまた
)
に見出されます。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
惨風(さんぷう)の例文をもっと
(3作品)
見る
惨
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
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