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センチメント
ふりがな文庫
“
情緒
(
センチメント
)” の例文
愛には全く
論理
(
ロジック
)
がなく、その情操は純一に感傷的で、女性的に、柔和であって涙ぐましい。普通に言う「
情緒
(
センチメント
)
」という美感は、この道徳情操に於て最高潮に表象される。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
凡ての清新な
情緒
(
センチメント
)
と凡ての苦い神経の悦楽とを委ねて満足してゐる。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
凡ての清新な
情緒
(
センチメント
)
と凡ての苦い神経の悦楽とを委ねて満足してゐる。
桐の花とカステラ
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かの人道主義や、他愛主義や、その他の博愛教道徳は、すべて
情緒
(
センチメント
)
の上に基調している。これに対して「正」や「義」やは、何等かの主義信念の上に立つもので、概して思想的要素を多分に持ってる。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
吾人
(
ごじん
)
が普通に「感情」と言ってるものは、気分色合を異にしているところの、二つの別趣のものを包括している。一つは
所謂
(
いわゆる
)
「
情緒
(
センチメント
)
」であって、優雅に、涙もろく、女性的な愛情に充ちたものである。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
“情緒”の意味
《名詞》
ある文物や場所などに接したときに受けるさまざまな感情。風情。雰囲気。
喜怒哀楽を生む心の動き。情動。
(出典:Wiktionary)
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
緒
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“情緒”で始まる語句
情緒纏綿
情緒主義
情緒的
情緒感的
情緒纒綿