悄然しよげ)” の例文
三四郎は此所こゝて、さら悄然しよげて仕舞つた。何所どこの馬の骨だかわからないものに、あたまがらない位どやされた様な気がした。ベーコンの二十三ページに対してもはなはだ申訳がない位に感じた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その一人の如きは丸で悄然しよげかへつて居る。とぼ/\して足許も危な相に見える。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)