恭斎きょうさい)” の例文
老年に及んでけい躋寿館せいじゅかんに講ずることになった。慶応二年九月十八日に、六十九歳で歿した人である。抽斎の生れた文化二年には八歳だから、郷里にあって、父恭斎きょうさい句読くとうを授けられていたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)