恩讎おんしゅう)” の例文
僧徒らしい気分などは微塵みじんもなく、ただ非凡なる怪力と強烈なる感情、極端に清浄を愛してみだりに俗衆の近づくを憎み、ことに隠形自在にして恩讎おんしゅうともに常人の意表に出でた故に
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)