怨腑えんぷ)” の例文
無論、当の宮崎氏が、世の非難の的となり、同業者の怨腑えんぷとなったことは云うまでもない。令嬢が殺害されたのは同情すべきだが、併し事後に至って、何も職工達の要求を容れることはない。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)