念珠コンタツ)” の例文
手下の者から、念珠コンタツをうけとったかれは、それをくびへかけ、胸へ、白金はっきんの十字架をたらして、しずしずとだんの前へすすんだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百数十年来——二代将軍時代からのすすとほこりの中にそっとうずまったままそこにある物はといえば、手のつけられないガラクタもあるが、中には真珠の念珠コンタツ黄金きんこうがい珊瑚さんご法杖ほうじょうなど
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
念珠コンタツ念珠コンタツを、これへ——」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)