忙月マンユエ)” の例文
お参りをする人もまた頗る多い。それで祭器も盗まれない用心が頗る必要であった。私の家には唯一人の忙月マンユエがいた。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
わたしのうちには忙月マンユエが一人きりだから手廻りかね、祭器の見張番にせがれをよびたいと申出たので父はこれを許した。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
節祝い及び小作米を集める時にだけ一定の家へ雇われて働くものを忙月マンユエと言うのである
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
(この村の小作人は三つに分れている。一年契約の者を長年チャンネンといい、日雇いの者を短工トワンコンという。自分で地面を持ち節期時や刈入時に臨時に人の家に行って仕事をする者を忙月マンユエという)
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)