“志野”の読み方と例文
読み方割合
しの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この織部といつも一緒に挙げられるのは「志野しの」と呼ばれるもので、半透明な厚い白釉しろぐすりの下に、鉄で花や草などを簡素に描いた焼物であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
その上役の志野しの捜査課長と、明智小五郎とが、いっぽうの机をかこんで、イスにかけ、そのまえに、手じょうをはめられた怪老人が、やはりイスにかけて、うなだれていました。
透明怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
瀬戸せとかまは古くかつ広く、早くより歴史家から注意せられた。特に「志野しの」や「織部おりべ」は好んで茶人間にもてあそばれた。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)