心秤しんしょう)” の例文
そこで好悪の心秤しんしょうにかゝり、粘り返すなり蔑み除けるなりとにかく心理的な手応えがあるほか、人によっては性の相対の火花を所作の上にまで撥いて何等かこっちに手応えを得さすものですが
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)