微声こごえ)” の例文
起きるにも起きられないことがやっとわかって照れているうちに、畳のうえに延べられた手に顔をもって行くと、彼女は微声こごえで耳元に「行くところまで……」とか何とか言ったのであったが
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
庸三が微声こごえできくと
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)