“御車寄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みくるまよせ66.7%
おくるまよせ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予ハ東京駅ノ地下道ノ宏大ナノト岐路えだみちノ多イノニ驚カサレタ。出タノハ丸ノ内側ノ、中央口ニ近イ特別通路ノ外ノ御車寄みくるまよせデアッタ。自動車ガ二台待ッテイタ。
瘋癲老人日記 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
そのうちに、諸官はみな、御車寄みくるまよせへなだれていった。つづいて後醍醐も准后も立座して、廊を並んで歩みだした。そのとっさ、歩々ほほのあいだに、帝は、廉子の横顔をチラと見て言った。
こうして春を過し、六月朔日、土用のさなかに穴をひらき、まわりの雪をのけて桐箱入りの氷を駕籠にのせ、一ツ橋御門から入ってすぐ御車寄おくるまよせまで行く。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)