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御著
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ごちゃく
ふりがな文庫
“
御著
(
ごちゃく
)” の例文
朝の微光がさすと、彼はさっそく思い出して
披
(
ひら
)
いてみた。それは播磨
御著
(
ごちゃく
)
の
小寺政職
(
おでらまさもと
)
から荒木村重へ宛てた書面である。文意を
看
(
み
)
れば——
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
官兵衛孝高は、あの次の日、父
宗円
(
そうえん
)
の主筋にあたる
御著
(
ごちゃく
)
の城主
小寺政職
(
おでらまさもと
)
のところへ急ぎ、やがて政職に目通りしていた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ところで、
孝高
(
よしたか
)
。——
足下
(
そっか
)
は
御著
(
ごちゃく
)
の城へ入って住め。幸いに、小寺政職が捨てて逃げたからそのあとへ」
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その後もまた官兵衛には、加増の恩命があって、城地
御著
(
ごちゃく
)
から山崎の城へ移された。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
黒田父子の主人筋で、一たん織田方へ味方しながら、中道で寝返りを打った
御著
(
ごちゃく
)
の小寺
政職
(
まさもと
)
は、三木陥落と聞くやいな、戦いもせず、居城御著をすてて、
備後
(
びんご
)
方面へ
潰走
(
かいそう
)
してしまった。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
現にこの
播磨
(
はりま
)
においても、
御著
(
ごちゃく
)
の城主
小寺政職
(
おでらまさもと
)
が、荒木村重の
叛旗
(
はんき
)
を見ると共に
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
著
常用漢字
小6
部首:⾋
11画
“御著”で始まる語句
御著述