御発心ごほっしん)” の例文
みずからの御発心ごほっしんでないだけに、一層おいじらしさが身にしみると、道庵ががらにもなくしおらしい同情をしたのが米友の胸をうつ。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「まさか、絵描きになる御発心ごほっしんでもありますまいに」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)