“御流罪”の読み方と例文
読み方割合
ごるざい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土佐とさ御流罪ごるざいの時などは、七条から鳥羽とばまでお輿こしの通るお道筋には、老若男女ろうにゃくなんにょかきをつくって皆泣いてお見送りいたしたほどでございました。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
慈円 いつもお駕籠かごでしたよ。おおぜいのお弟子でしがお供に付きましてね。おかみの御勘気で御流罪ごるざいにならせられてからこのかたの御辛苦というものは、とても言葉には尽くせぬほどでございます。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
慈円 お師匠様は道のために、おかみのおとがめをこうむって御流罪ごるざいにおなりあそばしたのでございます。奥様のおかくれあそばしたのは、その御勘気中で京へお帰りあそばす事はできなかったのです。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)