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御庇
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おかげ
ふりがな文庫
“
御庇
(
おかげ
)” の例文
「
貴女方
(
あなたがた
)
の
御庇
(
おかげ
)
です……敬意を表して、よく
小老実
(
こまめ
)
に働きますよ。」と民弥が婦人だちを見向いて云う。と二人が一所に、言合わせたように美しく
莞爾
(
にっこり
)
して
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「知れねえと
謂
(
い
)
えばどうもいまだに知れねえ。」「何が。」「この木賃宿の
所有主
(
もちぬし
)
がよ。」「やっぱり
姉御
(
あねご
)
が持ってるのだろう、
御庇
(
おかげ
)
でこちとらは屋根代いらずだ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
皆これも
夫人
(
おくさん
)
の
御庇
(
おかげ
)
だから、何も彼もそっちが
懸合
(
かかりあい
)
だ、
飼殺
(
かいごろし
)
にしておくんなさい。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
庇
漢検準1級
部首:⼴
7画
“御庇”で始まる語句
御庇護
御庇蔭