御庇おかげ)” の例文
貴女方あなたがた御庇おかげです……敬意を表して、よく小老実こまめに働きますよ。」と民弥が婦人だちを見向いて云う。と二人が一所に、言合わせたように美しく莞爾にっこりして
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「知れねえとえばどうもいまだに知れねえ。」「何が。」「この木賃宿の所有主もちぬしがよ。」「やっぱり姉御あねごが持ってるのだろう、御庇おかげでこちとらは屋根代いらずだ。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
皆これも夫人おくさん御庇おかげだから、何も彼もそっちが懸合かかりあいだ、飼殺かいごろしにしておくんなさい。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)