御嶽精進みたけさうじ)” の例文
華かな王朝という織物の裏が、ちらりと見えて面白い。また「鳥の声などは聞えで、御嶽精進みたけさうじにやあらん、ただ翁びたる声にて、ぬかづくぞ聞ゆる」は更に深く民衆の精神をうかがわしめる。
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
雪ふれば御嶽精進みたけさうじもえは行かぬ凄まじき冬と今はなりにけり
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)