御代ぎょだい)” の例文
「それよ。女性にょしょうすら、そう思うか。新田ノ庄はわが家の祖がひらいたもの。北条殿の御代ぎょだい以来は、一でんの領土も貰ってはいない」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幸いに、彼が存生ぞんじょう中には、たいした事件もなく、世間はいよいよ泰平と無事にれ、この間に、宋朝のびょうも、仁宗から、英宗、神宗、哲宗てつそう御代ぎょだい四たびの世代りを見た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)