後頸うしろくび)” の例文
今度は、彼女のあらわな白い頸筋と後頸うしろくびを這う捲毛の束とが、たまらなくラエーフスキイの気にさわるのだった。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
あんなみっともない真赤な後頸うしろくびをして、胴中ときたらまるで四斗樽みたいなずんぐりもっくりなくせに、ちゃんと女房があって、おまけに大事にされている。
接吻 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)