“うしろくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後頸50.0%
後首50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度は、彼女のあらわな白い頸筋と後頸うしろくびを這う捲毛の束とが、たまらなくラエーフスキイの気にさわるのだった。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
あんなみっともない真赤な後頸うしろくびをして、胴中ときたらまるで四斗樽みたいなずんぐりもっくりなくせに、ちゃんと女房があって、おまけに大事にされている。
接吻 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それから襟の一番頂上まで来ると、また立ち止まった。その時女が箸を机の上におくと今虱が這いでてきたところが、かゆいらしく、あごを胸にひいて、後首うしろくびをのばし、小指でちょっとかいた。
雪の夜 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
接見室から出てゆくその後首うしろくび
天瓜粉 (新字新仮名) / 榎南謙一(著)