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待合
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うち
ふりがな文庫
“
待合
(
うち
)” の例文
その晩、
待合
(
うち
)
の湯に入った。「お前、
前
(
さき
)
入っておいで。」と言って置いて可い加減な時分に後から行った。緋縮緬の長い蹴出しであった。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
「じゃやっぱり
彼家
(
あすこ
)
にしよう。……僕もあんまり行かない
待合
(
うち
)
だがお宮を初めて呼んだ待合だから」
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
元々
其家
(
そこ
)
は長田の定宿のようになっている処だから、また
何様
(
どん
)
なことで、何が分るかも知れないと思って、お宮に電話で、桜木は何だか厭だから、是非何処か、お前の知った他の
待合
(
うち
)
にしてというと
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
“待合”の解説
待合(まちあい)は、待ち合わせや会合のための場所を提供する貸席業(貸座敷とも呼ばれる)で、(東京などで)主に芸妓との遊興や飲食を目的として利用された。京都でお茶屋と呼ばれる業態に相当する。
今日ではほとんど死語であるが、法律用語に残っており、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第2号に「待合、料理店、カフェーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業」という規定がある。
(出典:Wikipedia)
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“待合”で始まる語句
待合室
待合茶屋
待合所
待合式
待合半輪
待合席料
待合部屋