“彼為”の読み方と例文
読み方割合
かれため100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
会員等は富山がしきりに子爵に取入るを見て、皆その心を測りかねて、大方は彼為かれためにするところあらんなど言ひていやしみ合へりけれど、その実あへて為にせんとにもあらざるべし。彼は常にその友を択べり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)