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彼女
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あのひと
ふりがな文庫
“
彼女
(
あのひと
)” の例文
なるほど、お前は妖術の力で魂を呼び出して
彼女
(
あのひと
)
を苦しめるけれど、神様だけが
彼女
(
あのひと
)
を
御意
(
みこころ
)
のままになし給ふことが出来るのです。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
「
彼女
(
あのひと
)
は部屋に一人で眠ってはおられません、そして
彼女
(
あのひと
)
のそばには砦のなかの者は一人もついておりません」
琴
(新字新仮名)
/
フィオナ・マクラウド
(著)
「そうよ。
彼女
(
あのひと
)
の話は陰影がトテモ深いんですから、用心して聞かなくちゃ駄目よ。たといソンナ事をハッキリ仰言ったにしても、それあ嘘よ……キット……」
二重心臓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「何か変ったことがあったようでございますよ、牧師さま。見てあげたいと思っても、
彼女
(
あのひと
)
は大変気が荒くなっているものですから、誰もよう入れないので……だが貴方なら大丈夫です」
老嬢と猫
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
「三十二やそこらで後家になるなんて
彼女
(
あのひと
)
もお気の毒や、あの器量やからはたで捨てちゃおくまいが、何かあれば尻軽や云われようし、いつまでここにおれば財産が欲しいのや云われようしな」
正体
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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僕が、
彼女
(
あのひと
)
を苦しめるものだから——だが、僕は堪らないのです。
傘
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
すつかり忘れてしまへるものなら、あたし、どんなものだつて吝みはしませんわ。可哀さうなカテリーナ!
彼女
(
あのひと
)
は自分の魂が知つてをることの半分も知らないんだもの。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
結局、わたし達はもう、世間の
女
(
ひと
)
のようにはなれないということを悟りましたので、赤ん坊を
両女
(
ふたり
)
の
所有
(
もの
)
にして育ててゆこうと相談しました。それで、あの子は
彼女
(
あのひと
)
とわたしの共同の子供なのです。
二人の母親
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
「誰って
彼女
(
あのひと
)
以外に誰も居なかったじゃないの……」
二重心臓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
でも妾はそのことで
彼女
(
あのひと
)
を咎めだてする気は更々ありません、——どうか後生安楽に成仏して貰ひ度いもんだ——
彼女
(
あのひと
)
は始終、この妾に不実な仕打ばかりしたものだけれど、しかし
ディカーニカ近郷夜話 後篇:04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
ところが亡くなつたお前さんのお母さんといふ
女
(
ひと
)
は、まあ此処だけの話だけれど、とても変人でね。悪魔に(神様、どうぞこの穢らはしい言葉をお赦し下さい!)だつて
彼女
(
あのひと
)
の気心は分りやしない。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“彼女”で始まる語句
彼女等
彼女達
彼女自身
彼女程