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彼地
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むこう
ふりがな文庫
“
彼地
(
むこう
)” の例文
貴方
(
あなた
)
がたに逢いたいばかりに今度は帰って来たんです……
彼地
(
むこう
)
から見ると、何故こう日本の人はコセコセコセコセしてるんだろう
船
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そうサ東京へ。旅費はもうできたが、
彼地
(
むこう
)
へ行って三月ばかりは食えるだけの金を
非凡なる凡人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
日本に比ベると、
彼地
(
むこう
)
では豚の肉が驚くほど
廉
(
やす
)
いとか……鶏卵が一個何程で求められるとか……それを聞くと、お新は世間の
内儀
(
おかみ
)
さんが笑うと同じように、楽しそうに笑った。
船
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
旅舎
(
やどや
)
の二階へ戻って、山本さんは白い
鞄
(
かばん
)
を開けて見た。読もうと思って
彼地
(
むこう
)
から持って来た支那の小説が出て来た。名高い『紅楼夢』だ。
嗅
(
か
)
ぎ慣れた
臭
(
におい
)
はその唐本の中にもあった。
船
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“彼地”で始まる語句
彼地此地
彼地処