トップ
>
彼処
>
あっこ
ふりがな文庫
“
彼処
(
あっこ
)” の例文
旧字:
彼處
「……いつや姉ちゃんに着物持って来てもろた家なあ?
彼処
(
あっこ
)
やったら気分もよう分ってるし、安心やねんけど、……彼処にせえへんか?」
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
肥前の
呼子
(
よぶこ
)
ち知っとんなはろが。
彼処
(
あっこ
)
ん王さまん
如
(
ごた
)
っとたい。よか親子ですもんな。三等に乗っとりますばってん、そりゃ貴族院議員の資格もあるちいいよりましたばい。鯨ん鑵詰ばこさえとる。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
光子さんは「
何処
(
どこ
)
ぞ近いとこへ逃げるのんやったら、あて
所
(
とこ
)
の浜寺の別荘がええし」いいなさって、
彼処
(
あっこ
)
は今年留守番の夫婦
行
(
い
)
てるだけやさかい、海水浴して来るいうてお梅どん連れて行くのんなら
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“彼処”で始まる語句
彼処此処
彼処等
彼処辺
彼処比処