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彼処
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あちら
ふりがな文庫
“
彼処
(
あちら
)” の例文
旧字:
彼處
それは
恰
(
あだか
)
も旧暦八月の一日の夜で、
即
(
すなわ
)
ち名月の晩だったが、私は例の通り、師匠の
家
(
うち
)
をその朝早く出て、谷中に行って、終日遊んでとうとう夜食を馳走になって、
彼処
(
あちら
)
を出たのが、九時少し前
死神
(新字新仮名)
/
岡崎雪声
(著)
「では、主人も
彼処
(
あちら
)
で待っておるゆえ、ここで御免——」
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御出立
(
ごしゅったつ
)
になるまでは、
彼処
(
あちら
)
に
入用
(
にゅうよう
)
もあるまい。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“彼処”で始まる語句
彼処此処
彼処等
彼処辺
彼処比処