弾崎はじきざき)” の例文
弾崎はじきざきの燈台から西は、浪打ち際までが多くは草の原で、遠く近く咲く花にはとりわけて珍しいものもないが、いずれも自然の聚落じゅらくをなして、この郊外の秋の野のごとく入乱れてはいなかった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)