“強右衛門”の読み方と例文
読み方割合
すねえもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
強右衛門すねえもんは安全を信じていた。この群れにまぎれこんでいる以上、草叢くさむらと同じ色をした虫のように自分が思われていたのである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「鳥居強右衛門すねえもんのようなやつだ」
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
けれどその後はすぐ——当面の問題と沈鬱ちんうつの色に返った。貞昌はさっきからじっと自分の前に平伏している強右衛門すねえもんに向って、初めて力づよく、こういった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)