“弦唸”の読み方と例文
読み方割合
つるうな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ピュッ——と誰かの手から弦唸つるうなりを切って毒矢が飛んだ。けたたましい馬の悲鳴が、ふたたび谷間にこだまして、腹に矢を突き立てた馬は渓流の中へ飛びこんで、渓水たにみずを真っ赤にした。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)