弟流ていりゅう)” の例文
皇太子の冊立さくりつにあたって、正嫡だけを立ててはゆけない。弟流ていりゅうのまた弟流など、枝に枝を生じて、すでに、後醍醐の世には、朝廷内の臣も事実上、四君四派にもわかれていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)