引掛ひっかゝ)” の例文
もとより覚悟をして来た事だから、何時いつまでも奉公しますけれど、お前また私の身の代を持ってってしまって、いつものように賭博ばくち引掛ひっかゝってお金を失してしまうと
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
是は大事にして置きたい、生れて始めて釣ったというので跡で料理りょうって、有難い、どうも面白い、どうも海は広いから魚の数があって馬鹿な魚もあって馬作の針に引掛ひっかゝるやつが有るから妙だな
いては手前に能く申し聞けて置く事があるが、悪人と云うものは、善人になると口で云って、其の金を持って往って、博奕場ばくちばへでも引掛ひっかゝり、遣果つかいはたして元の國藏のように悪事をすれば文治は許さぬぞ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
宗「これは恐入ります、何か足に引掛ひっかゝりましたから一寸ちょっと
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)