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引懸
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ひっかけ
ふりがな文庫
“
引懸
(
ひっかけ
)” の例文
とある。かくのごとき場合には、柳の枝をその児の口にくわえさせて、これを樹の枝に
引懸
(
ひっかけ
)
て置くと、一夜を過ぐれば必ず失せてなくなるといっていた。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
魚眼レンズで観客全部の顔色を
覗
(
のぞ
)
いているッて——ちえッ、そんなものに
引懸
(
ひっかけ
)
られて
堪
(
たま
)
るものかい!
間諜座事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
一、上野介殿十分に討取候とも、
銘々
(
めいめい
)
一命
遁
(
のがる
)
べき覚悟これなき上は、一同に申合せ、
散々
(
ちりぢり
)
に
罷成
(
まかりなり
)
申まじく候。
手負
(
ておい
)
の者これ有においては、互に
引懸
(
ひっかけ
)
助け合い、その場へ集申べきこと。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“引懸”で始まる語句
引懸々々