“廻転琴”の読み方と例文
読み方割合
オルゴール100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廻転琴オルゴール(反対の方向に動く二つの円筒を廻転せしめ、その上にある無数の棘をもって、梯状に並んでいる音鋼を弾く自動楽器)
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
いや、僕の懸念けねんというのは、けっしてこのドアの外ではなく、かえって内部なかにあったのですよ。貴女あなたは、中央にある廻転琴オルゴール附きの人形時計を——。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その時、廻転琴オルゴールのミニュエットが鳴り終ると、二つの童子人形は、かわるがわる右手のつちを振り上げて、チャペルを叩いた。そして、八時を報じたのであった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)