“廈門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
アモイ75.0%
あもい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐天竺からてんじくまで荒しまわっても、一代では五十万両の金をつかめねえ。……廈門アモイの居酒屋で問わず語らずの金三郎の身の上話。
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
阿片あへん支那シナにおいては戦争より大きな事をしているが、始めて白人が是を廈門アモイ駐屯軍ちゅうとんぐんへ持ってきたときには、単に煙草のまぜ物として売ったのだそうである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それから、廈門あもい……。あんなところのどこがいいのか、あたしにやさつぱりわからなかつたんですよ。壁と水溜りと毒々しい看板の街ぢやありませんか。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)