“座持”の読み方と例文
読み方割合
ざもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから歌留多かるたになったが、出三郎は二度だけつきあって先に帰った。忠也の座持ざもちがいいので、娘たちはすっかり興に乗り、いつ宴が終わるかわからないからである。
艶書 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
あの晴れ晴れした、賑やかな神主さんが、座持ざもちで話をしていれば、一座が陽気になるのも無理はない。ああして、さも愉快そうに笑い崩るる声。下の明るい賑やかさ。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)