店男みせおとこ)” の例文
四辻よつつじになった左側のむかう角が、昔から見馴みなれている酒造家の山路であった。謙蔵は四辻を歩きながら店頭みせさきへ注意した。店の横手に二人の店男みせおとこが大きなおけ徳利とくりひたして、それをせっせと洗っていた。
指環 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)