“店晒”の読み方と例文
読み方割合
たなざら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時にどういうわけですか敷いてありましたのが、店にいつも店晒たなざらしになっておりましたあの縮緬ちりめんの蒲団なのでございます。
蒲団 (新字新仮名) / 橘外男(著)
店晒たなざらしになっていたような古いものは四十分間でも柔くなりません。その他バレーやロールオーツ、あるいはジャミヤの類もな同じ事です。古過ぎて中に虫のいるような品は食用になりません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ちょっと正札を付けておくというのも工合が悪くなりましたので、その後は蒲団は正札なしで相も変らず店晒たなざらしになったまま、一番人目につきやすい場所に積んでこざいました。
蒲団 (新字新仮名) / 橘外男(著)