“庄太郎”の読み方と例文
読み方割合
しょうたろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
覗きからくりの絵板が、カタリと落ちた様に、一刹那いっせつなに世界が変ってしまった。庄太郎しょうたろうはいっそ不思議な気がした。
灰神楽 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
………おれは名前を庄太郎しょうたろうと云って、今年十六歳になる商店の小僧だ。己の勤めて居る商店は、銀座三丁目の大通りにある、池田屋と云う洋酒店だが、京橋近辺に住んで居る人は大概知って居るだろう。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
H製糖株式会社取締役川手庄太郎しょうたろう氏は、ここ一カ月ほど前から、差出人不明の脅迫状に悩まされていた。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)