“幾言”の読み方と例文
読み方割合
いくこと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっと、もっと、彼をしていわしめるならば、剣の絶対的な法則とその性質からでも、理由はなお幾言いくこともいうことができる。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ただいちど「河内どの」と明らかに言って、楠木正成と話してでもいるような幾言いくことかを洩らしたときは、登子にもすこぶる意外な思いがされた。そのほかには、まま
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)