幾節いくせつ)” の例文
めいめいのひまな時間にその幾節いくせつかを読んでおき、その中から、心にふれたとか、疑義があるとかいうような節をだれからでも発表して
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
最も親しんで来たのは「歎異抄たんにしょう」で、今度の開塾かいじゅくのすこし前ごろからは、すでに書いたように、毎朝まだ暗いうちに起きて、かならずその幾節いくせつかを読むことにしていたのであるが
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)