干籠ほしかご)” の例文
竹であんだ干籠ほしかごに、丸いおせんべの原形が干してあったのも、そのかたわらにあたしの着物を張った張板はりいたがたてかけてあったのも、その廻りを飛んでいた黄色の蝶と、飛び去ってしまった。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)