干河豚ひふぐ)” の例文
とはいへ、めたん子の對手になり彼も愉しくさせることなぞ、絶對にありえない、めたん子は皆の顏色をながめて、軈て干河豚ひふぐの包みを持つて來たことに氣がつき、皆の前に差し出した。
めたん子伝 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)