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帽蛇
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コブラ
ふりがな文庫
“
帽蛇
(
コブラ
)” の例文
いわんや仏経入りてより、
帽蛇
(
コブラ
)
や鱗蛇を竜とするインド説も混入したから、竜王竜宮その他種々数え切れぬほど竜譚が多くなったと知る。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
インドの
那伽
(
ナーガ
)
を古来支那で竜と訳したが、インドの古伝に、那伽は人面蛇尾で
帽蛇
(
コブラ
)
を戴き、荘厳尽くせる地下の
竜宮
(
バタラ
)
に住み、
和修吉
(
ヴァスキ
)
を諸那伽の王とす。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
一九〇六年版、ドラコット女史の『シムラ
村話
(
ヴィレージ・テールス
)
』二一八頁にいわく、インドの小邦ラゴグールの王は、
帽蛇
(
コブラ
)
を始め諸蛇の咬んだのを治す力を代々受け伝う。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
すべて蛇類は好んで水に近づきまたこれに入る。沙漠無水の地に長じた蛇すら能く水を泳ぎ、インドで崇拝さるる
帽蛇
(
コブラ
)
は井にも入れば遠く船を追うて海に出る事もあり。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
帽蛇
(
コブラ
)
(第四図)は誰も知るごとく南アジアからインド洋島に広く産する蛇で、身長六フィート周囲六インチに達し、牙に大毒あるもむやみに人を噛まず、頭に近き
肚骨
(
あばらぼね
)
特に長く
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
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すべて人間は全くの
啌
(
うそ
)
はなく、インドのモンネース獣は
帽蛇
(
コブラ
)
と闘うに、ある草を以てその毒を制し、これを殺すという。それから鼬が
芸香
(
るうだ
)
を以てバシリスクを平らげるといい出したのだ。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
帽
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
蛇
常用漢字
中学
部首:⾍
11画
“帽”で始まる語句
帽子
帽
帽子屋
帽廂
帽子製造場
帽章
帽巾
帽庇
帽子兜
帽子店