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常夜
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トコヨ
ふりがな文庫
“
常夜
(
トコヨ
)” の例文
愛護の家に仕へる女に、大津坂本猿堂守りの娘、穴生生れの猿の扱ひ方を知つた
常夜
(
トコヨ
)
と云ふ早苗之助の女房になる女がある。
愛護若
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此意味に古くから口馴れた成語と思はれるものに「
常夜
(
トコヨ
)
行
(
ユ
)
く」と言ふのがある。かうした「ゆく」は継続の用語例に入るもので、絶対の闇の日夜が続く義である。
古代生活の研究:常世の国
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
翁の説を詮じつめれば、
夜見
(
ヨミ
)
或は、
根
(
ネ
)
と言ふ名にこめられた、よもつ大神のうしはく国は、
祖々
(
オヤ/\
)
に
常夜
(
トコヨ
)
と呼ばれて、こはがられて居たことがある、と言ひ換へてもさし支へはない様である。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
併しもう一代古い処では、とこよが
常夜
(
トコヨ
)
で、
常夜
(
トコヨ
)
経
(
ユ
)
く国、闇かき
昏
(
クラ
)
す恐しい神の国と考へて居たらしい。常夜の国をさながら移した、と見える岩屋戸
隠
(
ゴモ
)
りの後、高天原のあり様でも、其俤は知られる。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
“常夜”で始まる語句
常夜燈
常夜灯
常夜往