トップ
>
常住
>
じょうじゅう
ふりがな文庫
“
常住
(
じょうじゅう
)” の例文
我々は
自
(
みずか
)
ら相応に鑑賞力のある文士と自任して、
常住
(
じょうじゅう
)
他の作物に対して、自己の正当と信ずる評価を公けにして憚らないのみか
文芸委員は何をするか
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そのころ、当の金博士はどうしていたかというのに、彼は
常住
(
じょうじゅう
)
の地下室から、更に百メートルも下った別室に避難し、
蟄居
(
ちっきょ
)
してしまった。
時限爆弾奇譚:――金博士シリーズ・8――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
桜島に来て以来、このことは
常住
(
じょうじゅう
)
私の心を遠くから鈍く
脅
(
おび
)
やかし続けている。——
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
おのおの十五カ所の
代
(
しろ
)
(季節によって鶴が集まる場所)があって、鳥見役という専任の役人が代地を管理し、六人の
網差
(
あみさし
)
と
下飼人
(
したがいにん
)
が
常住
(
じょうじゅう
)
にそこにつめていて、毎日三度ずつ精米五合をまき
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
あの女を役者にしたら、立派な
女形
(
おんながた
)
が出来る。普通の役者は、舞台へ出ると、よそ行きの芸をする。あの女は家のなかで、
常住
(
じょうじゅう
)
芝居をしている。しかも芝居をしているとは気がつかん。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“常住(常(仏教))”の解説
常(じょう、sa: nitya)は、永遠に変化せず、生じたり滅したりしないこと、絶え間なく続いて尽きないこと。常住(sassata)ともいう。対義語は無常(むじょう)。
一般には、常住であるものを無為法と呼ぶ。
縁起法性の理や、如来の法身、仏の三身は常住であるとされる。
(出典:Wikipedia)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
住
常用漢字
小3
部首:⼈
7画
“常住”で始まる語句
常住坐臥
常住坐
常住物
常住不断
常住日夜
常住涅槃
常住茶飯事