“師実（もろざね）” の例文
今更、山王の祟（たた）りの恐しさをまのあたりにみて、関白の母である摂政藤原師実（もろざね）の妻は、もういても立ってもいられない気持である。
現代語訳　平家物語：01 第一巻 (新字新仮名) ／ 作者不詳(著)
けさ左の格子に来てみれば、お前がいる。どうぞおれに身の上を明かして、守本尊を貸してくれい。おれは関白師実（もろざね）じゃ
山椒大夫 (新字新仮名) ／ 森鴎外(著)
白河院がまだご在位の時、関白藤原師実（もろざね）の娘、賢子（けんし）の中宮をひどく寵愛されていた。
現代語訳　平家物語：03 第三巻 (新字新仮名) ／ 作者不詳(著)