“帆前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほまへ66.7%
ほまえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何囘にも切つてやれることぢやから、先づ、買ひ占めに一萬圓と見て、あとは船ぢや——汽船は金がかかるし、まア、うまく相談がつけば、帆前ほまへぢやが——」
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
(かの黒い幻想の帆前ほまへは力なくもだしたのに——。)
北原白秋氏の肖像 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
ちっぽけな帆前ほまえや、たかが五百トンや千噸の船には、羅針盤が必要だ。が、三万とか四万とか云う大軍艦になると、羅針盤も何も入りやしない、大手を振って大海が横行出来る。はゝゝゝ。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)