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巴御前
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ともえごぜん
ふりがな文庫
“
巴御前
(
ともえごぜん
)” の例文
小野小町か
巴御前
(
ともえごぜん
)
でも再来しないかぎり、とうてい困難のようでございますが、まてば海路のひより——いや、捕物怪奇談でございますから
右門捕物帖:04 青眉の女
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「そんなんじゃないのよ。」さちよは、暗闇の中で、とてもやさしく
微笑
(
ほほえ
)
んだ。「あたし、
巴御前
(
ともえごぜん
)
じゃない。
薙刀
(
なぎなた
)
もって奮戦するなんて、いやなこった。」
火の鳥
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
巴御前
(
ともえごぜん
)
を描いたまだ新しい絵凧が一枚、空中から舞い落ちて、糸は高く桜の
梢
(
こずえ
)
に、凧は低く
木蓮
(
もくれん
)
の枝にひっからまって、それを
外
(
はず
)
そうと、垣の外でグイグイ引くのがわかります。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
おいちゃいちゃの
巴御前
(
ともえごぜん
)
、兄が留守したとても、あんまり京弥とおいちゃいちゃをしてはいかんぞよ。兄はすばらしい恋の
鞘当
(
さやあて
)
買うてのう。久方ぶりで眉間傷が大啼きしそうゆえ上機嫌じゃ。
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「福兄さんが朝比奈をやって下されば、
巴御前
(
ともえごぜん
)
はわたしのものでしょう」
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“巴御前”の解説
巴御前(ともえごぜん、生没年不詳)は、平安時代末期の信濃国の女性。女武者として伝えられている。字は鞆、鞆絵とも。『平家物語』によれば源義仲に仕える女武者。『源平闘諍録』によれば樋口兼光の娘。『源平盛衰記』によれば中原兼遠の娘、樋口兼光・今井兼平の姉妹で、源義仲の妾。
(出典:Wikipedia)
巴
漢検準1級
部首:⼰
4画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“巴御”で始まる語句
巴御殿